ターボ開発中

みなさんこんにちは、エンジン班の菅野恵太です。最近デイレポで出番が多いような気がします。新歓も一段落した今日この頃、UTFFにも何人もの元気な新入生が入ってきてくれて嬉しいです。今年は1年生以外にも修士から参加してくれるメンバーも増えました。ああ新歓の時期のがしちゃったなぁというあなた、UTFFはいつでも待ってますので是非ご連絡ください。

エンジン班は新歓中も元気にエンジンベンチを回しておりました。ターボはオイル潤滑も含め安定して回ってくれるようになり、性能開発へと移行しています。ターボの圧力に耐え切れず吸気のサージタンクが割れたり、400cc用のものに交換していたクラッチがトルクに耐え切れず滑ったりと、ターボならではのトラブルも出ていますが、とりあえず回転数7500rpmで65馬力を達成しました。もっと回転数とブースト圧を上げれば馬力は上がっていくと思いますので、今後の開発が楽しみです。

さて、今日はUTFF自慢のエンジンベンチのご紹介をしたいと思います。

先日もご紹介したこちらのエンジンベンチでは、スポンサーの方々のご協力により、

様々なデータを記録しておくことが可能になっています。

・各種温度(排気温、インタークーラー前後、オイルetc)

・各種圧力(コンプレッサー前後の吸気、排気、オイルetc)

・エンジン回転数

・エンジン出力

などなど。これらの他にエンジンを制御するコンピューターで空燃比やスロットル開度をはじめとする多数のデータを記録しています。これらを解析することで、エンジンにどれくらいガソリンと空気が入っているのか、性能や燃費を改善するためにどのような調整をすればよいのか、あるいはどのようなパーツを作ればよいのかがわかります。

このセンサー達に先日加わったのが、日本キスラー様にご支援いただいた筒内圧センサーです。筒内圧センサーを使うと、たとえばこんなグラフが描けます:

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これは熱力学の授業等で習う、p-V線図と呼ばれるもので、おおざっぱに言えば真ん中のバナナ状に囲まれた部分の面積でエンジンの出力が決まる、というものです。これを詳しく調べることで、圧縮比の変更による出力向上を見積もったり、点火タイミングについて考えたり、あるいはノッキングなどの異常燃焼が起きていないか調べたりすることができます。

ご支援くださった日本キスラー様に心より感謝申し上げます。

さて、GW明けくらいには皆さんにパワーカーブをお見せできるよう、エンジン班も頑張って調整を進めます。シャシー班も製作頑張ってほしいな!

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