History

UTFFの歴史

1. 設立から優勝まで(2002 ~ 2009)

2002年6月、草加浩平助教授(当時)の呼びかけで発足したUTFFは、全日本学生フォーミュラ大会(FSAEJ)そしてFormula SAE(米国大会)での優勝を目標に活動を始めました。

Easy Drive” をコンセプトとして、スズキ・スカイウェイブ650のエンジンを搭載し、電子制御CVTによるAT化やサイドエンジンレイアウトの採用など独特なパッケージングの車両を開発していきました。2003年には全日本学生フォーミュラ大会の第一回大会が開催され、総合3位という高成績を収めました。

その後、大幅な設計変更に起因するトラブルなどによって成績は一時低迷するも、ターボ化やウイング搭載、電子制御4WSなど新たなチャレンジを続けた甲斐もあり、2005年から2008年にかけて徐々に成績を向上させていきました。そして2009年9月、第7回大会で悲願の初優勝を果たしました。

UTFF10 Machine
優勝時のマシン(UTFF10)
UTFF14

2. 2度のエンジン変更、そして活動休止(2009 ~ 2015)

2010年からは、軽量な単気筒エンジンと従来の電子制御CVTを組み合わせ、大幅な軽量化を図りました。しかし開発は難航、2年連続最終種目でリタイアとなってしまいました。

その後、V型2気筒エンジンを搭載した軽量コンパクトな車両パッケージへと変更しましたが、チーム運営経験の不足や大幅な設計変更によるトラブルで、動的種目の未出走やリタイアが相次ぎました。その後は信頼性向上に努め、2014年大会では全種目完走・総合20位という結果を収めました。

しかし2015年度、メンバーの減少により車両の完成が間に合わず、2015年大会は一部の静的種目のみの参加となりました。その後も車両開発を進めるめどは立たず、チームは活動休止に陥りました

3. 活動再開、再出走、成長(2016 ~ 2021)

活動休止後の2016年、チームに新たに1年生が10名加わり、1年生中心にほぼ0から活動を再開しました。

再出発となった2017年度は、図面をもとに製作途中だった車両を製作しましたが、車検を通過することはできませんでした。
2018年度はかつての
スカイウェイブ650エンジン・電子制御CVTを復活させ、さらにリアサスペンションにリジッドアクスルを搭載した車両を開発しました。珍しい取り組みで注目を集めましたが、大会ではブレーキテストを通過できませんでした。翌年はターボを搭載した新車両を開発し、試走を重ねて信頼性を向上させたことで、大会本番ではチーム再開後初めて車検を突破することができました。新型コロナウイルスの影響により、2020年大会は中止、2021年大会は静的審査のみとなりましたが、2021年には総合10位を獲得するなど、大きな躍進を果たしました。

UTFF17 Machine
再発足後最初のマシン(UTFF17)
EV部門初年度のマシン(01Faraday)

4. EVチームの発足と合流(2021 ~ 現在)

2022年度は、前年の車両をベースとして、スカイウェイブ路線の集大成を目指しました。チームとして8年ぶりとなる全種目完走を果たすことができましたが、本番でCVTトラブルが発生し、総合成績は昨年よりも順位を落として23位となりました。

一方、2021年6月に草加浩平ダイレクタ(当時)の指導により、並行して「東京⼤学 EV フォーミュラチーム the University of Tokyo Electric Formula (UTEF)」が立ち上がりました。EV部門出場を目指して約 10 名のメンバーで発⾜し、モータやバッテリの選定・入手などの活動を進めてきました。当初は別チームとして参戦を予定していましたが、リソースの集約のためにUTFF・UTEF両チームが合流。その後の2023年大会では、EV部門への初出場ながら全種⽬完⾛を果たすことができました。

そして新たな歴史へ

上位入賞、4輪インホイールモーターの採用、そして再びの優勝へ…
私たちはこれからも新たな取り組みを進め、成長し続けていきます。