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UTFF04B
次のマシンへの架橋






部品のテスト用マシンとして

UTFF04Bは、第2回大会参戦車両であるUTFF04を一部改修したマシンです。その目的は第3回大会参戦車両であるUTFF06で使用する部品をテストすることでした。

とにかく走行することで、各部の信頼性を向上させ、大会参戦マシンであるUTFF06にスムーズに移行し、マシンの性能を向上させていこうという考えのもとに製作されました。

UTFF04から主に改修された部品は、サスペンションパーツです。UTFF04BではUTFF06の設計値になるようにフロントサスペンション取り付け点を改修、リヤも一部を除き同じ使用になるようにしました。

各部品はUTFF04では強度不足であったものを再設計し製作しました。

UTFF04からの主な改良点

●フレーム
フロントサスペンション取り付け部分をUTFF06と同じジオメトリになるように変更し、ショック、ベルクランクの変更によりステーを追加しました。
ペダル類はアクセル 、ブレーキペダルともにドライバ側に若干オフセットしました。
ブレーキはマスターシリンダーを調整しやすさ、サスペンションとの兼ね合いによりペダル前方に移動しました。

●サスペンション
サスペンションはベルクランク、アーム、ロッド類、アップライトなど強度、剛性の不足していたパーツは新たに設計、製作しました。

●エンジン
ラジエタ位置を、運搬積載性向上のため、マシンフロント下部からエンジン後方上部に移動しました。
吸気は当時動作が確実であったUTFF02のものを使用し、排気はUTFF04のものをそのまま搭載しました。

●電装
UTFF04で開発されたものを一部使用し、セミオートマチックモードを新たに搭載しました。

UTFF04Bは、2005年3月にシェイクダウンを行い、その後5月26日まで2ヶ月間に6回のテスト走行を行ないました。
テスト走行を行なう度に何かの部品が壊れたり、動作しなかったりなどのトラブルを起こしましたが、その度に直していくことで信頼性を向上させることができました。

その後、6月18日にシェイクダウンされたUTFF06へとその部品の大部分を移植され、UTFF04Bは役目を終えることになりました。

チームに与えた影響

UTFF04Bは大会に出場することはなかったものの、その後のマシン製作などに大きな影響を与えています。

まず、テスト走行を多数行なうことで、テスト走行を効率良く行なうための方法など、様々な面でフィードバックを行なうことができました。
その結果、UTFF06においてシェイクダウン直後にはほぼ大きなトラブルなく走り出すことができました。


また当時製作を行なっていたメンバーは1、2年生が中心で、マシンについての設計の知識や製作のノウハウ、テスト走行など様々なトラブルを経験することができ、その後のチームの運営にも大きな影響を与えています。

UTFF04Bは走れば走るだけ壊れていたマシンで、テストすれば必ず何かが壊れました。その度に原因を追求、解決して次のテストに、という流れをチームに教えてくれました。

そんな中で最後の5月26日のテスト走行ではそれまでの改修の成果か、100周以上の周回を走ることができ、タイムも更新することができたのがとても印象に残っています。いつもテストさせて頂いているクイック羽生様でのベストタイムは43.993秒でした。

                           (駆動制動パート 五月女真大



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